京都の芸術大学を舞台に、主人公である漆原朔が「現代音楽研究会」に誘われたことをきっかけとして現代音楽の世界に身を投じ、さまざまな出会いを経て自分の音楽を創り上げていく過程を描く。実在する音楽家も登場させながら、現代音楽の魅力を深い愛情と知識に基づいて紹介。双葉社の「漫画アクション」で2011年1月18日号より2012年5月8日号まで掲載された後、同社の「Web漫画アクション堂」(現「WEBコミックアクション」)に移行し、同年の11月20日配信で最終回を迎えた。さそうあきらによる音楽をテーマとした作品として、「神童」(07)、「マエストロ」(15)に続くものとなる。第16回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品。